1975年東京都生まれ。東京都立大学理学部卒後、2000年渡仏。
Ecole Internationale de Mimodrame de Parisにてパントマイムをマルセル・マルソーに師事、同学院ディプロム取得。パリ第8大学芸術哲学学部卒。
『彼の卓越した才能は、これまでの言葉を巧みに使った伝統的な手法からの解放を行い、音を視覚的かつ肉体的に描写することで新境地を切り開いた』。(Les Trois Coups誌)と絶賛されたように、マイムというジャンルをとらわれない自由な身体的表現はヨーロッパにおいて大変高い評価を得ている。
2007年南フランス・アルビー市ヨーロッパ国際演劇祭で自身が脚本/演出/振付/主演を務める 《La violoniste et l’esprit de la chaise(バイオリン弾きと椅子の精)》で、日本人としてはじめて最優秀作品賞と最優秀男優賞を受賞。同作品はクロアチア・ザグレブ芸術祭に正式招聘され、フランス・アヴィニヨン国際演劇祭(OFF)やパリでのべ100回以上再演された。
以後現在に至るまで、パリのTheatre de la Villeをはじめ、フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)、国立ダンスセンター(CND)などで製作・発表を続ける。近年は変則スリーピースバンド「エ・ヴィ・ダンス」や自身のソロ作品「1M ㎡(1マイムへいほうめーとる)」の日仏ツアー、元山海塾の浅井信好らと共に「月灯りの移動劇場」を設立し、日本でも多岐に渡る活動を展開。そのマイムに対する造詣の深さから生み出される斬新な解釈に賞賛の声が絶えない。