制作現場の隅っこから 03

2022年9月14日


8月からはほぼ毎日朝から稽古場に通い稽古に勤しむカンパニーメンバー。9月に入って学生は学校から直接稽古場に通う日々が続いています。
演出家の浅井は「細部に神が宿る」を信条にミリ単位の要求をダンサーに求め、ダンサーはその要求に応えそれ以上のものを演出家に提示するために自分の身体と対峙しています。
それは稽古が始まる前のウォームアップから始まっていて、必要な身体になるためにダンサーそれぞれが調整に余念がありません。ダンサーは身体も頭もフルに使って、常に緻密な作業をしています。

そんな日々を過ごすカンパニーメンバーと、先日愛知県豊田市で行われた「橋の下世界音楽祭」に遊びに行ってきました。会場は江戸時代にタイムスリップしたのか?と錯覚してしまうような町並みが出来上がっていて、国内外の民俗芸能や熱いライブパフォーマンスが繰り広げられる中、パンクスがいたかと思うとヒッピーがいたり、元気いっぱいの泥んこの子どもたちや粋な大人、仙人のような人生の大先輩たちの笑顔、笑顔、笑顔。
そんな中で、踊らずにはいられないという気持ちのまま、音の波に乗る彼らを見て、美しいなぁと素直に思いました。
こんな時代だから「ハレの日」「祭り」が必要なんだなと実感しました。

ツアー開始まで残り1ヶ月ちょっと。
祭りを通して枯渇したエネルギーを回復させて、また邁進します!